社長の本音 NO.173
70期も早いもので4ヶ月経過しました。
8月2日から首都圏・大阪・沖縄に緊急事態宣言が発令され先行き不透明な状況です。
ここに来て日本全地域で新型コロナの感染が急拡大し、消費マインドの低下を覚悟しなければなりません。巣ごもり需要を中心に消費全体は回復傾向にありますが、苦戦している業種と好調な業種で業績の2極化が進んでいます。そして業績の2極化はすべての業種、業態において見られる傾向です。
7月の実績は昨年対比で売上100.1%、売上総利益90.9%、商品在庫100.8%、営業費99.7%という数字で終わりました。売上はほぼ昨年並み、売上総利益に関しては動いていない商品の処分を行ったことから昨年を大きく下回りました。
4月から7月の通期の実績は昨年対比で売上117.3%、売上総利益117.6%、営業費88.4%で昨年を上回っていますが、コロナ前と比較すると約20%落ち込んでいます。
70期の重点は、
1、生産性の向上
2、新しいビジネスモデル
の構築です。
特に生産性の向上に関してはコロナの特別休暇で社員が休暇を取っている中で本当に必要な業務は何なのか?価値の高い仕事は何なのか?言い換えれば、正社員として最も必要な業務が見えてくると感じています。
また新しいビジネスモデルの構築に関しては今の卸売りとしてのビジネスモデルだけでは将来の成長が望めません。そして新型コロナの発生が引き金になり、今までのビジネスモデルが通用しなくなる事も頭に入れておく必要性を強く感じています。日々の数字作りと並行して将来の種まきにも取り組んでいかねばなりません。
また、守りの部分では動かない商品の削減が喫緊の課題です。コロナがある程度終息した時に積極的な商品の投入が出来る体制を今から整えておきたいと思います。
8月はガマンの月になりそうです。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。