社長の本音 NO.182


日本経済は回復傾向にあると言われていますが、ウクライナ危機や急激な円安で不透明感が増しています。
また、2年となるコロナ禍でライフスタイルや価値観の多様化が進み社会のニーズや構造も大きく変化しました。


71期が始まり早1ヶ月余り経過しました。

4月に入り、新型コロナは関東・関西圏では減少傾向にありますが、高止まりしている地区もあり微妙な状況です。しかしながら、ここに来て様々な行事の再開の発表が続いています。
京都では祇園祭の山鉾巡行と五山の送り火が3年ぶりに開催されます。

当社のメイン催事の消費者セール「葵の会」も3年ぶりに「みやこメッセ」での開催が出来そうです。消費マインドも間違いなく高まっており、いよいよギアチェンジを行い、業績の巻き返しをしなければならない時期に入ったと感じています。


4月の業績は、昨年対比で売上105.7%、売上総利益105.8%、商品在庫88.1%、営業費101.2%と昨年実績は上回りましたが、まだコロナ前の水準には戻っていません。


過日、いつも愛読している機関紙の「俗説に異論」というコーナーで「笑顔は明るい職場の条件」ではないという記事がありました。経営の世界では「明るい職場にしよう」・「楽しい職場にしよう」というスローガンをよく耳にしますが何が楽しく、何が明るい職場の構成要素なのかを掘り下げねばならないようです。

欧米では経営における「楽しい職場」 を英語で「フェア(fair)な職場」と表現します。「フェア」とは直訳すれば「公正」ということになり働く人、一人ひとりが適切に評価され報酬に反映される職場が本質的な楽しい職場のようです。日本的な「笑顔があふれる楽しい職場」を目指しても「公正」という条件が満たされない限り、社員の笑顔は見せかけの笑顔かもしれません。そういう意味で「明るい」とは「フェア」な事、また「公正」な事として考える必要性を強く感じています。



引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

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