社長の本音 NO.184
71期も早、第一四半期が経過しました。
昨年の6月は緊急事態宣言が20日まで延長となり、1ヶ月を通して消費マインドがもう一つ盛り上がらない月で終わってしまいましたが、今年の6月は新型コロナも落ち着き当初の計画をほぼ予定通り実施することが出来ました。
6月6日(月)に経営計画発表会を京都ホテルオークラにて実施致しました。
70期の総括と71期の方向性や取り組みについて、金融機関を含めたお取引先の皆様やお仕入先の皆様にお伝えすることが出来ました。その後、懇親会を3年ぶりに行い、少しずつコロナ前に戻ってきたと実感しました。
ご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
6月の業績は昨年対比で売上136.9%・売上総利益143.8%で予算を上回りコロナ前の水準に久々に戻ることが出来ました。
商品的には浴衣関連はまだコロナ前を下回っていますが、帯締め・帯揚げ・草履バックセット等の和装小物、そしてお宮参り・七五三商品等の和装製品がコロナ前を上回りました。また、着付け小物、和装肌着等の定番商品がコロナ前の水準に戻りました。
地域的には売上ベースで全地域において予算達成する事が出来ました。
5月30日から6月2日まで行いましたパルスプラザの「水無月合同祭」で昨年にない大きな数字が出来たことが予算の達成につながりました。
4月から6月の通期実績は昨年対比で売上125.6%・売上総利益121.9%で今のところ増収増益を確保しています。いずれにしても新型コロナの雇用調整助成金の特例は9月には間違いなく終わる事から売上・売上総利益共にコロナ前の水準に持っていくことが喫緊の課題となっています。
7月は月初めのご来社は昨年を大きく上回りまずまずのスタートを切ることが出来ました。自社催事の名古屋の移動市、また祇園祭催事で昨年以上の数字を作り、守りの部分では夏物商品の在庫の削減が最重点取り組みです。
市場は円安や資源高で様々な商品の値上げが今後も暫く続きそうです。今後は低価格品での勝負が同業他社も含めて難しくなります。従いましてオリジナル性やクオリティで勝負をする時代に入ったという意識改革が求められます。そして新ルートの開拓と新商品の導入がなければ業績の現状維持も難しい状況が続きそうです。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。