社長の本音 NO.185
日本経済は回復傾向にあるといわれていますが、内閣府は7月25日に2022年度の実質成長率を3.2%から2.0%に下方修正しました。
一方、和装・洋装業界ともに4月から7月の通期実績は新型コロナが比較的、落ち着いていたこともありほとんどの企業で昨年実績を大幅アップしています。今後の不安材料は、新型コロナの感染拡大と円安からくる資源高、そして消費者物価指数が2~3%上昇すると予想されている中での消費マインドの低下です。
当社の71期も早4ヶ月経過しました。
4月は売上・売上総利益ともに昨対の5%アップにとどまり、不安の感じるスタートとなりました。
5月に関して、3年ぶりに「みやこめっせ」で開催しましたメイン催事「葵の会」は予算に届きませんでしたが、昨年を上回る実績を残すことが出来ました。また、前期の業績が悪かった事もあり全社の業績は昨年を大きく上回りました。
そして、6月は初めて開催しました「パルスプラザ」での「水無月合同祭」で昨年にない大きな数字が出来た事、主力商品の和装小物・和装製品が好調で久々に売上・売上総利益ともに予算達成しました。
7月に関しては、新型コロナの感染拡大が増加するにつれて消費マインドが低下した1ヶ月でした。実績は昨年対比で売上112.2%、売上総利益114.0%、商品在庫92.0%、営業費125.8%という数字で終わりました。売上・売上総利益共に予算には届きませんでしたが昨年実績は上回りました。
4月から7月の通期の実績は昨年対比で122.2%、売上総利益120.9%、営業費120.0%で増収・増益を維持しています。通期実績でコロナ前と比較すると売上91.7%、売上総利益94.5%でまだコロナ前の水準に戻っていません。大きな要因は浴衣等の夏物商品の落ち込みです。しかしながら、7月に入り浴衣が一気に動き出したことは来年に向けてプラス要因となっています。
8月に関しては、昨年・首都圏を中心に緊急事態宣言が発令され様々なイベントが中止になりました。一方今年は新型コロナの感染拡大が続いていますが、今のところ催事やイベントは、ほぼ予定通り行われます。コロナ前の数字を目指して当初決めたことをやり切る月にしたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。