社長の本音 No.186


当社のメイン催事「年輪祭」を8月31から9月6日まで変則日程で実施致しました。

昨年は緊急事態宣言中という事で非常に厳しい9月のスタートでした。
今年は昨年を上回るご来社がありましたが、秋本番のスタートダッシュが切れるような勢いは感じませんでした。新型コロナの終息が見えないことや、円安による物価高で消費マインドは盛り上っていないのが現状が続いています。


8月の実績は昨年対比で売上158.4%、売上総利益156.3%、商品在庫90.1%、営業費112.2%で売上、売上総利益共に予算を大きく上回りました。


また、8月の単月の実績としては過去最高の数字を残すことが出来ました。


商品的に好調だったのが帯締め・帯揚げ・草履バッグなどの和装小物と祝着、七五三などの和装製品です。


和装肌着・着付小物もコロナ前に近づいてきました。そして6月まで苦戦をしていた浴衣等の夏物商品が8月に関しては爆発的に売れたこともプラス要因です。


一方、苦戦したのは催事のウエイトが高い、バックや宝飾等の非呉服商品と着物、帯などの呉服商品です。


地域的には関東、東海、近畿が好調でした。


4月から8月の通期の実績は昨年対比で売上128.5%、売上総利益125.7%、営業費118.4%で増収増益です。


コロナ前の4月から8月までの通期実績と比較しますと売上で96.4%、売上総利益は98.0%でかなり近づいてきました。半期決算の9月末でコロナ前の実績に戻す事が喫緊の課題となっています。


少し前にトマトケチャップ業界NO.1のカゴメの戦略をテレビで放映していました。カゴメのトマトケチャップの国内シェアは60%以上で圧倒的な強さを誇っていますが逆に「伸びしろ」は限定的です。そういった中で焼き肉のタレやカレーを始め色々な新商品を開発しましたがことごとく失敗しました。その反省からトマトに近い周辺商品での開発に切り替えました。現在のカゴメのビジョンは「トマトの会社から野菜の会社に」です。現在では野菜ジュースでも国内シェアNO.1となっています。


当社ももう一度、取り扱っている商品の周辺をよく研究して新商品開発に取り組んでいきたいと思います。


引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる