社長の本音　No.１９４

今年の2月以降新型コロナも落ち着き消費マインドは高まっています｡
そして各種パーティーや結婚披露宴も予定通り開催され、フォーマル商品の動きも良くなって来ました｡
また、今年の夏は花火大会も４年ぶりに開催され浴衣関連商品も昨年実績を大幅に上回る予想をしています｡

一方､様々な商品の値上げや人手不足というマイナス要因が強まっています｡
そして和装・洋装業界ともに家業店の廃業が続いていること､新型コロナで最も影響を受けた和装産地の回復が遅れ､売れ筋商品の供給が不安材料です｡

当社の72期が始まり早1ヶ月余り経過しました｡
4月の業績は昨年対比で売上117.7%・売上総利益107.5%・商品在庫110.0%・営業費120.1%で終わりました｡
売上は予算を上回り、4月の成績としては過去最高の数字を残す事が出来ました｡
売上総利益に関しては予算には届きませんでしたが昨年実績は上回りました｡しかし、商品の値上げや品切れが続いている事から仕入れが先行し在庫の削減は図れませんでした｡

商品的に好調であったのはここ数年苦戦が続いていた浴衣関連商品や着付小物、そして七五三商品などの和装製品です｡
一方､催事が数字の組み立ての中心となっている呉服と非呉服が苦戦しました｡催事の数字は成功と失敗の繰り返しで消費マインドの上昇が催事の数字に反映されてないのが現状です｡地域的に特に好調であったのは関東地域で予算を大きく上回りました｡逆に苦戦したのは東海地域でした｡

昨年はコロナ前の数字に回復しない中で不安を感じながらの期の始まりとなりましたが、今期は4月まずまずのスタートを切ることが出来ました｡5月に関してはメイン催事の消費者セール「葵の会」の数字が大きなウエイトを占めます｡昨年は3年ぶりに「みやこめっせ」での開催となりましたが、地方のお客様が少なく予算を大きく下回り､今一つの成績で終わりました｡今年は5月8日に新型コロナの感染法上の分類が5類に移行しムードも良くなっています｡久々に予算達成に向けて最後の追い込み中です｡

また、昨年に引き続き5月30日(火)〜6月2日(金)の4日間は、パルスプラザでのウライさん､東京の丸上さんと3社で「水無月合同祭」を予定しております。この催事で弾みをつけ、第一四半期で昨年実績を大幅に上回り72期､良いスタートダッシュを切りたいと思います｡

引き続きご指導､ご協力よろしくお願い致します｡