社長の本音 No.199
当社のメイン催事「創業祭」を9月29日から10月4日まで変則日程で実施致しました。
北は北海道から、南は沖縄と全国からほぼ昨年並の250社のご来社を頂きました。
お忙しい中ご来社頂きましたお得意先の皆様、また商品提供を頂きましたメーカーの皆様に心から御礼申し上げます。
コロナ前であれば月初めは用事の有無に関わらず、問屋回りをして下さるお得意先が多くありましたが、その様なビジネススタイルはなくなりつつあると感じています。
今後、規模の大小問わずご来社下さるお得意先は、目的を持った先だけになると思います。従いまして、今まで以上に各お得意先に合わせたきめ細かな提案が求められると感じています。
9月の実績は昨年対比で売上94.3%・売上総利益91.5%・商品在庫114.5%・営業費90.9%という数字で8月に引き続き売上・売上総利益ともに昨年を下回りました。
苦戦した中で商品的に好調だったのが七五三商品・和雑貨、
特に苦戦をしたのが帯締め・帯揚げ・草履バック等の和装小物です。地域的には東海が苦戦しました。
9月を振り返りますと和装業界としての実需期に入り、7月や8月と比較すると商品の動きは活発になってきましたが、まだまだコロナ前には戻っていないと思われます。展示会の業績もまだら模様で、消費マインドの高まりも今一つです。
和装業界の回復が遅れている中でアパレルの大手は昨年から今年にかけて好調です。
各社、好調の要因は値上げ効果が大きいようですが、ただ値上げをするのではなく付加価値をプラスした値上げが消費者に認められたことが利益につながっているようです。和装業界も様々な商品で値上げが続いていますが常に付加価値をつけた値上げを考えなければ消費者から支持されない商品になると思います。
72期も早いもので上半期が終わりましたが4月から9月の通期の実績は昨年対比で売上109.9%、売上総利益106.6%、営業費106.4%でやっとコロナ前の実績に回復しました。また中間決算としましては増収増益で通過する事が出来ました。8月、9月と苦戦しましたが下半期、気持ちを切り替え新しい事にチャレンジして行きたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。