社長の本音 No.200
毎月1回発信していたブログも早200回となりました。
自社の現状と今後の方向性や取り組みについて約17年間、投稿してきました。社長に就任し23年目となりますが先送りしていること、中途半端になっている事も多くあり、ギアーチェンジをして優先順位を考えながら改革に取り組んでいかなければならないと改めて感じています。
弊社にとって例年、数字のウェイトが最も重要となる10月が終わりました。
10月の実績は昨年対比で売上110.4%・売上総利益122.6%で、売上は予算達成、売上総利益は予算に少し届きませんでしたが、昨対は大きく上回りました。
8月・9月と苦戦しましたが、10月は好成績に終わりホッとしています。
商品在庫は昨対110.4%で、9月末と比較しますと少し削減出来ました。営業費102.4%でほぼ昨年並みに終わりました。
10月を振り返りますと当社のメイン催事の「創業祭」ほぼ昨年並みのご来社がありましたが、もう一つ盛り上がりに欠けました。特価品中心の品揃えでは集客が年々厳しくなっているように思います。
催事の業績に関しては相変わらず「まだら模様」で成功したり失敗したりが続いていますが全般的には集客に苦戦している催事が多く感じています。
4月から10月の通期実績は昨年対比で売上110.0%・売上総利益108.2%・営業費105.9%で増収増益は維持していますが、利益率がジリジリと低下しています。
通期実績で商品的に好調なのが浴衣関連商品、七五三、宮参り商品と着付け小物、和装肌着です。
苦戦しているのが帯締め、帯揚げ、草履バック等の和装小物、爬虫類バック等の非呉服です。
地域的には関東圏、近畿圏が好調で東海圏が苦戦しています。
売上と利益の大幅アップが望めない中でコストの削減が求められていますが、ケチるだけでなく必要なコストを充分に生かす事こそ大切です。利益を生むためのコストは積極的に投資して新しいビジネスモデルに挑戦したいと思います。
そして和光の強みがお得意先やお仕入先の利益につながり、お得意先やお仕入先の強みが和光の利益につながるお取引を続け、共に成長して参りたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。