社長の本音 NO.210

当社のメイン催事「年輪祭」を9月2日から9月4日まで施致しました。
北は北海道の釧路市、また南は沖縄の宮古島からご来社を頂き、まずまず盛り上がった催事となりました。
しかしながらご来社数はコロナ前には戻っていません。特に京都市内や近郊の専門店さんのご来社が少なくなっています。
月初めは問屋回りというビジネススタイルは戻ってこないのかもしれません。

73期も早5ヶ月経過しました。
8月は当初より苦戦を覚悟していましたが、月初めから非常に厳しい月となりました。
8月の実績は昨年対比で売上100.9%・売上総利益100.8%・商品在庫100.8%・営業費95.0%です。
一昨年から大きく落ち込んだ昨年の数字を作るのが精一杯の月となってしまいました。
しかしながら月次の経常利益は黒字を確保する事が出来ました。
8月、商品的に好調だったのは、帯締め・帯揚げ・草履バックなどの和装小物、逆に苦戦したのが浴衣を含む和装製品と着付け小物・和装肌着でした。
地域的に好調だったのは、関東の一部と近畿圏で逆に苦戦したのは中国・四国地域です。
また販売担当別の数字を見ると8月は特にベテラン、中堅が苦戦しています。従来の営業スタイルの見直しが求められています。

8月を振り返りますと7月に引き続き日々の電話やご来社が少なく静かな1ヶ月となりました。
コロナ前であればお盆休み明けは結構バタバタしましたが、お盆明けも駆け込みのご注文は少なく店頭での夏物商品の動きが鈍いことが予測出来る月でした。

4月から8月の通期の実績は昨年対比で売上115.3%・売上総利益109.6%・営業費103.0%で増収増益は維持しています。

9月3日、呉服専門店さんの組合の記念事業で元フジテレビのアナウンサーでYouTubeでも活躍されている近藤サトさんの講演がありました。テーマは「きものを売る人、作る人に対しての要望ときものを着る人、きものを着たい人へのアドバイス」で非常に参考になるお話でした。
きものを着る機会のある人、出来れば自分できものを着る事の出来る人に喜んで頂ける提案をどこまで出来るかが業界発展のカギになると思います。

過日、このような言葉が目に止まりました。

吉田松陰の言葉ですが、

自分の価値観で人を責めない

一つの失敗で全てを否定しない

長所を見て短所を見ない

心を見て結果を見ない、そうすれば人は必ず集まってくる

という内容です。

社長としてそんな接し方をして行きたいと思います。

引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

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