
社長の本音 NO.217
第73期が終わりました。あっという間の1年でした。
3月の業績は昨年対比、売上86.8%・売上総利益137.9%・営業費111.9%・商品在庫98.3%という結果で終わりました。
売上減の要因ですが、昨年は大手お得意先の浴衣及び浴衣関連商品のまとまった出荷が多くありましたが、実需期に入り浴衣の数字が悪かったことから今年は4月以降の出荷となったのが大きな要因です。
逆に売上総利益が昨年を大きく上回った要因ですが、昨年は大きな額の商品見落しを行いましたが、今年は見落しの額が少なかったことがあげられます。
3月は自社催事としては広島で移動市、名古屋で呉服市、神戸の「酒心館」で消費者セールを実施致しましたが、ほぼ昨年並みで終わりました。また、各お得意先の催事に関しては真鱈模様で成功と失敗の繰り返しです。
73期4月から3月までの通期実績は、昨年対比で売上103.0%・売上総利益102.8%・営業費106.5%という結果です。
9月末の中間決算では売上は予算達成そして売上総利益も昨対106.6%で昨年を大きく上回る数字で通過しましたが、10月以降の下半期で苦戦をしました。
しかしながら、売上・売上総利益共に創業以来、最高の数字を残すことが出来ました。
また売上が伸びた中で売掛金、商品在庫が減ったことからキャッシュフローの改善をはかることが出来ました。
ご支援、ご協力を頂いたお取引先の皆様、様々な商品をお取り上げ頂いたお得意先の皆様、そして前向きに業務に取組んでくれた社員、パートの皆さんに心から感謝しています。
一方、経常利益に関してはまだ確定していませんが、人件費を含む営業費の伸びが売上総利益ともに伸びを上回り増収減益の見込みとなっています。
73期を振り返りますと商品的に昨年実績を下回ったのが帯締め・帯揚げ・草履バッグ等の和装小物とインポートアパレルでそれ以外の商品は72期を上回りました。地域的には中四国、九州が苦戦しました。
73期も大きな反省点として特に販売部の個人の成績において業績の格差が出たことです。概ねベテラン社員が苦戦しています。過去の成功体験から脱却して新しいビジネススタイルが求められます。
4月から始まった74期、
予算達成するために業界の壁、業種の壁、組織の壁を乗り越えて未知の分野に挑戦して参ります。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します!