社長の本音 NO.127
今年は本社外装工事の完成に伴い「誕生祭」というタイトルでメイン催事を9月29日から10月4日まで実施致しました。和装業界全体として市況が厳しい事や10月2日、3日と天候が悪い事もあり昨年並みのご来社があるか内心、心配していましたが昨年を上回る343社のご来社を頂きホッとしています。
今年も北は北海道から南は石垣島など遠方からのご来社も多く本当に有難く感じています。ご来社を頂いたお得意先の皆様、また商品提供でご協力を頂いたお取引先の皆様に心から感謝申し上げます。
9月の実績が確定しました。昨年対比で売上100.4%、売上総利益96.0%、商品在庫107.8%、営業費78.9%です。売上は何とか昨年を上回りましたが売上総利益は苦戦しました。営業費に関しては昨年、退職金を計上していたため今年は大きく下回りました。
4月から9月の累計では昨年対比で売上101.3%、売上総利益99.7%、営業費96.8%です。
3ヶ月連続で売上総利益が昨年実績を下回り厳しい状況が続いています。しかしながら営業費が昨年実績を3.2%下回っていることから営業利益、経常利益では増収増益を維持しています。
また66期予算を達成するための具体的な重点取り組みとして5点の目標を掲げて取り組んで来ました。
まず第1は利益率の改善です。催事のウエイトを増やせば利益率は高まりますがそれ以上に経費率が高まる可能性が大です。経費をかけずに利益率を高めるためには、やはり日々の粘り強い営業活動、そして営業スタイルを変えて行く事が必要です。
第2は催事の見直しです。赤字催事は当社の体力を弱め、得意先との信頼関係にも悪影響を及ぼします。予算段階から改革する必要があると思います。
第3は在庫の削減です。利益率を改善するためにも在庫の削減は必要不可欠です。スピード感を持って取り組まなければ欠損は大きくなります。
第4は新市場の開拓と新商品の導入の取り組みに温度差があることです。
第5はコスト削減の意識が低い事です。節約も大切ですがそれ以上に業務のムダやロスの削減について問題意識を持った前向きなコスト削減が必要です。
以上5点を行動改革のテーマとして取り組んで来ました。第2と第5は多少成果が出てきましたが全体としてはまだまだ道半ばです。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。