社長の本音 NO.141
今年もあっという間に一ヵ月足らずと迫りました。
11月の実績は昨年対比で売上85.2%、売上総利益88.6%、商品在庫97.7 %、営業費94.9 %で惨敗に終わりました。
呉服や浴衣等の和装製品が苦戦している中で唯一これまで好況に推移していました和装小物の落ち込みが11月苦戦した大きな要因です。
地域別で見ると中国、四国、九州は売上、売上総利益共に昨年実績を上回りましたが数字の大きな関東、東海、近畿が厳しい状況です。
当社の第67期も3分の2が経過しましたが4月から11月の通期実績は昨年対比で売上95.3%、売上総利益93.3%、営業費98.3%で久々の減収減益です。
業界が厳しい中ここ数年、まずまずの実績で成長してきましたが完全に壁にぶち当たった状況です。
12月18日から東京店の開設10周年記念総合展を開催いたします。このイベントで売上の巻き返しをはかり昨年実績に近づけていきたいと思います。
また売上総利益に関しては前期12月以降苦戦しているので後4ケ月で少しずつ挽回していくしかないと思います。
昨年より、中期経営計画に業務戦略を付け加え働き方改革の第一歩を踏み出しました。残業ゼロ、休日出勤の見直しをはかりながら、すべての業務にムダ、ムリ、ロスがないかゼロベースで考え改革を進めてきましたが、まだ正直道半ばで結果が出ていません。
メーカーは商品で勝負し、小売店はサービスで勝負している中で流通の卸売として生き残るためには商品、サービスに加えて生産性で勝負しなければならないと感じています。そして生産性を向上するには働き方改革に加えて一定以上の規模も絶対条件です。
そういう事から利益と共に売上にもこだわりながら進んでいきたいと思います。
引き続きご指導よろしくお願い申し上げます。