社長の本音 NO.142
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
いよいよ2019年が始まりました。今年も大きな期待と多少の不安を感じながらのスタートとなりました。
12月は18日から20日まで東京店の開設10周年記念総合展を実施致しました。催事としては予算を上回りましたがその数字を12月の業績に上乗せする事が出来ませんでした。
催事中、10年前の10月に東京店を立ち上げた時の事を思い出していました。
その頃は京都の同業他社の東京店も多くあり東京の問屋街も賑わっていましたが、リーマンショック以降、撤退や縮小が続きました。支店を立ち上げる段階で特に人材の採用で苦労しましたが、開設にこぎ着けてからは比較的順調に成長してきました。
新しいお得意先やお仕入先も随分増えました。初代の角出店長、2代目の広瀬店長の努力に敬意を評したいと思います。東京店の立ち上げに関しては役員、株主共に反対意見も多くありましたが開設して良かったと感じています。
10年経過していよいよ個人から組織で力を発揮できる東京店にし、京都本社との連携を深めて更なる発展を遂げたいと思います。
12月の実績は昨年対比で売上101.0%、売上総利益115.2%、商品在庫99.8%、営業費97.9%という成績で終わりました。今期、久々に売上、売上総利益共に前年実績を上回る事が出来ました。地域的には関東を中心に東日本が好調、西日本が苦戦しました。商品的には純和装小物が好調に推移しました。
4月から12月の通期では昨年対比で売上95.9%、売上総利益95.0%、営業費99.0%で減収減益が続いています。
苦戦の要因は大きく2点です。
まず第1はこれまで安定して数字が伸びてきた浴衣、プレタ着物や七五三商品といった和装製品の頭打ち。
第2は天候不順による催事の落ち込みが上げられます。
しかしながら業績不振の根本にあるのはこれまで売上ベースで8年間順調に伸びていた事から改革の遅れが最大の要因と痛感しています。そしてこの改革が遅れた責任は私自身にあると反省しています。
今年は「全社まるごと変身戦略」というスローガンのもと改革の年にして行く決意です。
前期は特に1月、2月苦戦した事から何とか少しずつ通期実績を昨年並みに近づけていきたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。