社長の本音 NO.154
皆様、明けましておめでとうございます。
新しい時代「令和」を駆け抜ける強い経営体質を目指して一歩ずつ進んで参ります。
今年もよろしくお願い致します。
12月は月初めの来客も多くまずまず良いスタートダッシュを切る事が出来ましたが、月末にかけて数字の伸びが鈍く最終的には昨年を下回った実績で終わりました。
苦戦した大きな要因は昨年実施致しました東京店開設10周年の記念催事でまとまった数字を作る事が出来ましたが、今年はそのカバーが出来なかった事があげられます。
また、年末にかけての着付け小物や和装肌着の追加も年々少なくなっています。
催事の実績は、ばらつきがありますが予算を上回った催事は少なく感じました。12月の実績は昨年対比で売上90.1%、売上総利益90.02%、商品在庫99.7%、営業費110.3%という成績で終わりました。
地域的には中国・四国・九州が昨年実績を少し上回りましたが、それ以外の地域は数字を落としました。
商品的には帯締め、帯揚げ、ゾーリバックセットなどの純和装小物が好調に推移しました。4月から12月の通期では昨年対比で売上97.6%、売上総利益101.5%、営業費103.7%です。
従来、企業が永続発展するのに最も大切な事は、
「時代の環境変化に対応する事」
「伝統を守り抜く事」
の2点と言われてきましたが、
この2点を守っていても老舗企業の倒産がここ数年増えていると言われています。環境の変化がめまぐるしい現在、企業が寿命を延ばす方程式がなくなったようです。
そういう状況の中で企業が発展するためには自社の強みを再確認して総合力で勝負する事が最も有効のように思います。
当社の強みは幅広い商品構成、北海道から沖縄までお取引している、お得意先のネットワーク、きめ細かなデリバリーシステム、健全な財務体質、ベテラン、中堅、若手とバランスの取れた社員構成と自負しています。
このような総合力を強みとして活かし、今期は何としても増収増益で締めくくりたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。