社長の本音 NO.165

今年もあっという間に一ヵ月足らずと迫りました。

11月の実績は、昨年対比で売上92.7%、売上総利益112.8%、商品在庫116.6%、営業費110.5%でした。売上は昨年実績を下回りましたが、売上総利益は昨年実績を大きく上回り予算を達成しました。

商品的にはバック、宝飾等の非呉服、マスク等のコロナ関連商品、そして和装小物が好調でした。また、昨年の4月に立ち上げた法人・企業向けBtoBのECサイトもここにきて目に見えた実績が出来てきた事もプラス要因になっています。

4月から11月の通期実績は、昨年対比で売上75.1%、売上総利益81.4%、営業費88.5%で、売上総利益が昨対で80%を上回った事から営業利益で黒字となりました。来期の良いスタートダッシュのために、助成金を活用し、浴衣など膨らんだ商品在庫を今期中に身軽にすることが喫緊の課題と感じています。

昨年を振り返りますと2019年の10月から消費税が増税し業績が落ち込みました。年が明けても消費が回復しない状況が続き、多くの企業が守りに入りました。次の戦略が整わない中、新型コロナウイルスの影響で大きなダメージとなりました。アフターコロナで世の中がどのようになるのか、また消費マインドがどのように変わっていくのか見えない中で「分散と多様性」という考えのもと、多くの選択肢をもって成長戦略を進めていきたいと思います。

当社のような卸という業態にとっては多くの販売方法、幅広い販売ルートや取扱商品が強みになると考えています。

市場が大きくなる時は、「選択と集中」という考えのもと自社の最も強い部分を最大限生かすという考えも有効かもしれませんが、選択と集中ではコストダウンは計れても持続可能な成長戦略は困難です。

特に取扱商品に関しては、呉服、和装小物、和装製品、非呉服商品のバランスを取りながら様々な業種、業態のお得意先とのパイプを太くして世の中に必要とされる企業を目指していきます。

引き続きご指導よろしくお願い申し上げます。

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